植物に水を均一に届ける。管理負担も軽減。
山崎産業『エコグリーンマット』の灌水システム
管理手間の省ける『点滴式潅水チューブ(ドリップ式)』。
土中でも使用でき、耐候性・耐久性に優れています
屋上緑化で植物を生育するには水やりが特に重要です。しかし、面積が広くなると、人の力だけでは十分な散水は難しくなります。そこで必要となるのが、自動灌水システム。減圧機構を持つドリッパーを組み込んだ点滴チューブで、必要な水分を均一に行き渡らせることを可能としています。さらに、チューブには目詰まり防止機能があり、土中での使用が可能。耐候性・耐久性があり、風などの外的要因にも左右されにくいという特長を持っています。
特長
- 圧力補正、水ダレ防止機構が付いた点滴チューブ
- 圧力補正機能が水圧0.1~4.0barという広い範囲で、均一な吐出吐出量を保障
- 時間をかけて均一な水量を供給するために、水の無駄がなく植物に効率よく浸透
- 特に多くの水量を必要とする壁面緑化などの場合は、外付けドリッパー(ウッドペッカー)などを使って“必要な水を、必要なだけ”供給する仕組み
全体図
- 図の中の単位はmm
灌水計画のポイント
植栽計画について
植栽地の形状や条件、また植える植物により、灌水ホース敷設する際のピッチ(ホースとホースの間隔)や点滴穴の間隔(300mm、500mm)などが変わります。
エコグリーンマットシステムの場合、陸屋根の芝生緑化なら点滴穴ピッチ500mmのホースを500mmピッチで敷設します。
折板屋根の場合は500mピッチで敷設しますが、使用するドリップホースは点滴穴300mmタイプを使用します。
- 植栽地の条件: 陸屋根・折板屋根・壁面
- 植物の種類: 芝生・地被類・低木・高木など
一次給水の給水量について
1次給水の給水管の口径や水圧、水量により、灌水ホースの延長などが変わります。
- 計画時には必ず確認が必要です。
- 水圧は0.1~4.0bar必要です。
コントローラーの電源について
コントローラーは使用できる電源によりいくつかの種類があります。
- 1AC100Vが使用可能: 電気式コントローラーが使用可能
- 2AC100Vが使用不可: 乾電池式コントローラー、またはソーラー式コントローラー
コントローラー・電磁弁の収まり
コントローラーの種類や、現場での配管により設置方法が変わります。
植栽エリア隣接地まで1次給水管の確保が必要です。
灌水工事施工の流れ
緑化における灌水工事の施工手順についてご紹介します。
コンクリート平板をセット
コンクリート平板に電磁弁ボックスを水平にセット
バックス内で電磁弁セットをHIVP管に接続
コントロ―ラ―を設置
電磁弁に信号線を接続
継手類を使いホースを敷設
電磁弁のHIVP管と灌水ホースを接続
灌水ホース末端部にはエンドを取り付け
ホースを埋設し完成
緑化別灌水システムのご案内
緑化条件や植える植物により灌水システムの仕様を選びます。
緑化ごとのシステムについてはそれぞれ使用する部材などが異なります。