簡単に持ち運べ作業負担を低減。容易に施工できます。
設計事務所、施工業者ご担当者様向けの施工要領書をPDFでご覧いただけます。ご活用ください。
荷揚げ
屋上緑化はココからはじまります。緑化の基礎となるエコグリーンマットをまずは屋上に運び上げなければなりません。
エコグリーンマットは軽量のため運搬が簡単。通常であればエレベーターでの荷揚げも可能のため、周辺を汚しにくく最小限の養生で済みます。
左記のケースではクレーンを使用して一気に屋上へ持ち上げました。分割して扱えるパーツだからこそ安全に、そして短時間で屋上へ上げることができます。
耐根シート敷設
耐根シートの敷設により、長期間、根の貫通を防止します。 建物を守りながら屋上に緑を増やすために、耐根シートは欠くことができない製品です。
自己粘着型の耐根シートを敷設することで、風による飛散などの被害をさけるための固定が可能となります。
専用縁材設置
耐根シートの敷設が終わると、次は縁材を設置。まずは周りを固めていきます。エコグリーンマット専用縁材は軽量で持ち運びしやすく施工が簡単です。
設置方法もブチルテープで固定するだけと、とても簡単です。
エコグリーンマット敷設
縁取りが終わったら、いよいよエコグリーンマットを敷設します。エコグリーンマットは敷き並べるだけで緑化が実現できる手軽・簡単な施工が特徴のひとつ。
設置場所状況により風対策が必要な場合は、粘着用テープによる固定と、接着用ジョイントと接着剤により固定する方法の2つがあります。設置場所の条件に応じた固定を行ないます。
専用ジョイントでマットを連結
エコグリーンマット間を専用のジョイントで固定、マット表面のピンに設置していきます。
ジョイントすることでエコグリーンマットのずれを防止、屋上緑化の懸念点である風対策にも一役買います。
点滴チューブ設置
エコグリーンマットの固定が終わると、育成する植物に水やりを行うための点滴チューブを設置します。
屋上緑化で植物を育てるために、水やりはとても重要です。しかし、人の力だけでは十分な散水は手間となり難しいため、自動で散水する仕組みを取り入ります。この場合用いる点滴チューブは圧力補正、水ダレ防止機構付き。一定の水圧で均一な吐出量を実現します。
自動灌水装置設置
自動潅水装置を取り付けます。潅水装置には乾電池式やAC電源式、ソーラー式などいろいろな種類があり、現場の状況やニーズに合わせて機種を選定し取り付けをします。タイマーのスケジュール設定も週間式、年間式など多彩な仕様があり、設置後のメンテナンスも考慮する必要があります。
点滴チューブ、潅水装置設置後、散水テストをし、各点滴穴から水が出ることを確認します。
人工軽量土敷き均し
点滴チューブ設置後、チューブが隠れるように均一に人工軽量土壌を敷き均します。
芝生の場合は厚さ25mm程度になります。
芝張り
いよいよ芝張りです。芝の張り方は芝を交互に並べて、隙間なく貼りつめるようにします。芝の間隔をあけて貼ると仕上がりまでの時間がかかります。
目土敷き均し
芝生を敷き並べたら目土をまきます。目安は1㎡あたり4~5リットルです。目土を均一にするために、庭ほうきなどで葉の中にすり込みます。
施工後上面散水
目土入れが終わったら速やかに散水してください。表面に水が浮くぐらいたっぷりと水を与えてください。
芝生を置いてから1時間以上散水しないと季節によっては紫外線により枯死する場合もあります。
完成・育成状態
すべて完成、屋上緑化が出来上がりました。
完成から芝生が活着するまでの期間は、生育期間(4月~10月)であれば3~4週間になります。その間は毎日たっぷりと水を与えてください。芝生は植物ですので何といっても水が必要不可欠です。散水には十分に気を使ってください。
根が完全に定着したら季節に合わせて散水の量を調整してください。