可能です。軽量防水工法を採用しての改修をお勧めいたします。
防水層の改修方法としては、防水の押さえコンクリートをそのまま残し、その上に新たな防水層を設ける場合と、押さえコンクリートと古い防水層を撤去し、新たな防水層を設ける場合があります。
押さえコンクリートを撤去するしないにかかわらず、防水押さえのコンクリートを設けない軽量な防水工法が各種開発されています。緑化を行う場合、その分荷重が増すので、このような軽量防水工法を採用する方が良いでしょう。押さえコンクリートを撤去した場合、この重さ分(厚さ6cmで約120kg/m2)が利用可能な荷重にプラスされます。通常のビルで防水層の上に押さえコンクリートがある場合、その上部での積載荷重は60kg/m2で計画されていると考えられます。建築の設計者、施工店に確認し、建築物の構造上特に問題ない場合は、 この60kg/m2以内であれば緑化可能です。押さえコンクリートを撤去した場合、〔120kg/m2+60kg/m2 〕で180kg/m2程度までの緑化が可能です。